賃貸市況今後はレント上昇必至

昨年後半からかなり忙しくて、ブログ投稿が出来ておりませんでした。

 

住宅不動産売買市場は引き続き上昇を継続した結果、昨年12月16日から政府はABSD(特別加算印紙税)のさらなる引き上げを行い売買市場は静かになりました。一方賃貸市場の方は引き続き供給不足が続いており、年末から年始にかけて私が実際に担当した取引ではかなりテナント側が苦戦する状態となっております。

 

【2021年賃貸指標9.9%上昇】

1月29日のStraits Timesの記事では、賃貸価格指標は第4四半期に2.6%の上昇となり通年では9.9%の上昇となった。2020年は通年で0.6%の減少となっているので直近1年で急に上昇していることを示している。以下のグラフはSRX社が出しているデータをもとにグラフを作成したものです。前回の2013年1月のピーク時の指数134.4にはまだ達していませんが、2008年8月のピーク指数122.7は既に超えています。

 

 

地域別に見ますと若干上昇のタイミングや上昇率は違うようですが、傾向としては同じです。

 

【レント上昇の要因】

2020年6月のPropertyguru社の記事では、コンドのレント上昇要因として以下の理由をあげています。

  1. コロナ禍での建設工事の遅れー新しく建設されるHDBやコンドの購入者は、3~4年完成まで待つ必要がありますが、コロナの影響でさらに1年以上完成が遅延しており、その為コンド賃貸の需要が増えている。
  2. HDBの中古価格の上昇ーHDBの中古市場価格がここ1年でやっと上がりだしたため、これを機にコンドへのアップグレーダーが増えているが、上記と同じようにコンドの完成が遅れているため、賃貸需要を押し上げている。
  3. 大きいユニットへの需要増ーコロナの影響で在宅勤務が多くなり、大きいユニットへの引っ越し需要が増えている。(私の見るところでは、街中からイーストやウェストのコンドへの引越し需要が大きいようです。)
  4. 外国人の滞在延長ーコロナの規制で外国人の入国が減っている反面、シンガポールのコロナ対策などの良さなどからシンガポールでの滞在を延長させている外国人も多い。
  5. 海外駐在のシンガポール人の帰国ーコロナの影響がいつまで続くのか不明な点や感染率などが高い国からの帰国者が増えている。

 

 シンガポールの住宅不動産の賃貸、売買、そのほか商業・工業用不動産の賃貸売買も扱っていますので、お気軽に中矢までご相談ください。

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